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【2026年版】生成AI資格はどれを取るべき?G検定・生成AIパスポート・AWS AI Practitionerを比較

生成AI資格の受験者が急増している

2026年2月に実施された生成AIパスポート試験の受験者数は28,415名。1回の試験としては過去最多を更新しました。G検定も2026年第2回(3月開催)で12,027名が受験しています。「ChatGPTを触ったことがある」だけではもう差がつかなくなり、体系的な知識を客観的に示す手段として資格が選ばれ始めている、というのが2026年上半期の状況です。

ただ、「生成AI 資格」で検索すると複数の試験が出てきて、名前も似ていて分かりにくい。この記事では、現在受験できる主要な資格を比較し、目的別に「どれを受けるべきか」を整理します。

まず結論:目的別の選び方

先に結論をまとめておきます。

  • 非エンジニアで、まず1つ資格が欲しい → 生成AIパスポート(学習2〜4週間で狙える)
  • AI全般を体系的に学び、認知度の高い資格が欲しい → G検定
  • AWSを使うエンジニア・インフラ職 → AWS Certified AI Practitioner
  • AIモデルの実装を仕事にしたい → E資格(ただしハードルは別格)

以下、それぞれの中身を見ていきます。

主要4資格の比較表

資格運営受験料(税込)形式開催頻度
生成AIパスポート生成AI活用普及協会(GUGA)11,000円(学生5,500円)IBT・自宅受験60分年5回(2・4・6・8・10月)
G検定日本ディープラーニング協会(JDLA)13,200円(学生5,500円)オンライン100分・小問145問程度年6回(うち会場試験3回)
AWS Certified AI PractitionerAWS16,500円テストセンター/オンライン監督随時
E資格日本ディープラーニング協会(JDLA)33,000円会場CBT年2回

※受験料・日程は2026年7月時点の情報です。最新情報は各公式サイトで確認してください。

なお、かつてJDLAが2,200円で実施していた「Generative AI Test」は、すでに開催を終了しています。古い比較記事にはまだ載っていることがあるので注意してください。

生成AIパスポート:非エンジニアの最初の一歩

生成AIパスポートは、生成AI活用普及協会(GUGA)が運営する試験です。生成AIの基礎知識に加えて、プロンプトの基本、個人情報や著作権といった利用上のリスクまでをカバーします。「業務でChatGPTを使うときに、何をしてはいけないかが分かる人」を証明する試験、と捉えると実態に近いです。

特徴は受験のしやすさです。IBT方式(インターネット経由の試験)で自宅から受験でき、受験月の1ヶ月間なら好きな日時を選べます。2026年からは開催が年5回に拡大され、シラバスも改訂されました。

合格率はおおむね8割弱。公式テキスト1冊を2〜4週間で回せば十分に狙える難易度なので、「まず1つ資格を持っておきたい」という非エンジニアの方に一番おすすめしやすい試験です。社内のAI推進担当に手を挙げたい人が、説得力の裏付けとして取るケースも増えています。

弱点を挙げるなら、認知度ではまだG検定に一歩譲ることと、資格の有効期限があり更新テストが必要なことです。

G検定:企業での認知度で選ぶならこれ

G検定はJDLA(日本ディープラーニング協会)が運営する、AI・ディープラーニング分野では最も知られた資格の一つです。2017年から続いており、人事担当者に「G検定を持っています」と言って通じる可能性は、生成AI系資格の中では最も高いでしょう。

出題範囲は生成AIに限らず、機械学習・ディープラーニングの仕組み、AIに関する法律や倫理まで幅広くカバーします。近年のシラバス改訂で生成AI・LLM関連の比重が増えており、「生成AIの資格」としても十分に機能するようになりました。

注意したいのは時間との勝負になることです。オンライン試験は100分で小問145問程度。1問あたり40秒ペースなので、その場で調べながら解いて間に合う試験ではありません。2026年第2回の結果は12,027名が受験して9,265名が合格、合格率は約77%でした。数字だけ見ると高めですが、受験者の多くが対策をした上での数字です。学習時間の目安は30〜50時間ほど見ておくと安心です。

生成AIパスポートとG検定、どっちを受けるべき?

この2つで迷う人が一番多いので、判断軸を整理します。

  1. 学習コストを抑えて早く取りたい → 生成AIパスポート。範囲が生成AIの利用に絞られており、対策期間が短く済みます。
  2. 履歴書・職務経歴書での通用度を重視 → G検定。運営団体の歴史と受験者数の蓄積が違います。
  3. AIの仕組みから体系的に理解したい → G検定。ディープラーニングの原理まで踏み込みます。

両方取る必要はあるか?と聞かれたら、基本的には「ない」と考えています。試験範囲が重なる部分も多く、2つ目の資格に使う時間があるなら、後述する「実際に作る経験」に回したほうが評価につながりやすいからです。

エンジニア寄りなら:AWS Certified AI Practitioner

すでにクラウドを触っているエンジニアなら、汎用的な資格よりベンダー資格のほうが実務に直結します。AWS Certified AI Practitioner(AIF-C01)は2024年に登場したAWSのAI入門資格で、受験料は16,500円。Amazon BedrockやSageMakerといったAWSのAIサービスの使いどころ、責任あるAIの考え方などが問われます。

「AWSのAI系サービスをこれから業務で使う」「クラウド資格の入口としてAI分野から入りたい」という人には、G検定よりこちらを先に取ることをおすすめします。資格の内容がそのまま業務の語彙になるからです。クラウド資格全般とAIスキルの掛け合わせ戦略は、クラウド資格×生成AIスキルの解説記事で詳しく書いています。

E資格(JDLA)はさらに一段上で、ディープラーニングの実装力を問う試験です。受験料33,000円に加えて、JDLA認定プログラムの修了が受験条件になっているため、講座費用も含めると総額10万円を超えるのが普通です。AIエンジニア・機械学習エンジニアとして実装を仕事にする人向けで、「生成AIを業務で使いたい」レベルの人が最初に目指す試験ではありません。

資格だけでは「使える人」にはならない

ここまで比較しておいて言うのもなんですが、生成AI系の資格は取っただけでは仕事になりません。合格率7〜8割の知識試験である以上、「持っている」ことの希少性は年々下がっていきます。

実際に評価されるのは、資格で得た知識を使って何かを作った・変えた経験です。

  • 業務のどの工程にAIを入れて、作業時間がどれだけ変わったか
  • プロンプトをテンプレート化して、チームに展開したか
  • DifyなどのツールでAIアプリを1つでも形にしたか

資格が「入口の切符」で、実践経験が「評価を決める本体」。この構図はクラウド資格の記事でも書いたとおりです。

知識のインプットと実践のアウトプットを並行して進めたい場合は、スクールを使うのも手です。DMM 生成AI CAMPのような実践寄りのスクールなら、プロンプト設計や業務活用を課題ベースで学べるので、資格の勉強で得た知識を「使える形」に変換しやすくなります。独学との比較や学習時間の目安は生成AIスキルの学習時間の記事にまとめています。

よくある質問

Q. 生成AIパスポートとG検定を両方取る意味はありますか? A. 試験範囲が重なる部分が多いため、基本的にはどちらか一方で十分です。両方に使う時間があるなら、資格1つ+実際にAIツールで何かを作る経験のほうが、転職・社内評価のどちらでも強く働きます。

Q. 数学が苦手でも合格できますか? A. 生成AIパスポートは数学の知識はほぼ不要です。G検定は機械学習の仕組みに関する出題があるものの、数式を解く問題は限定的で、文系出身の合格者も多くいます。E資格だけは線形代数・微分の理解が前提になるため、ハードルが大きく上がります。

Q. 資格の有効期限はありますか? A. G検定とE資格に更新の仕組みはありません。生成AIパスポートは資格更新テストの仕組みがあり、知識の鮮度を保つ設計になっています。AWS認定は3年ごとの再認定が必要です。

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この記事を書いた人

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まーぼー

現役のクラウドアーキテクト。AWS、GCP、Azureの3大クラウドを実務で横断的に設計・構築・運用。生成AI(ChatGPT / Claude / Dify等)をインフラ自動化や社内効率化にいち早く組み込み、キャリアアップに成功。現在は「クラウド×生成AI」をテーマに、次世代エンジニアに向けた実践的なノウハウを発信中。

保有資格:Google Cloud 認定資格 全冠(全種保持)AWS 認定 Professional 3冠Microsoft Certified: Azure AI Engineer Associate (他)

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